四柱神社
御祭神・御神徳
御祭神は、天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)・神皇産霊神(かみむすびのかみ)・天照大神(あまてらすおおかみ)の四柱。
天之御中主神は御名の示します通り、天の中央に坐します主の神として産霊神の御はたらきを統一される神様です。
高皇産霊神・神皇産霊神は宇宙創造の根元の神様で、御神名の「むすびの神」は実をむすぶ、苔がむす等と同様に生産し、果実し、調和させる御力を示します。
造化の三神とも申し上げるこの神々の御力によって、天地万物が生成されたと言われております。
天照大神は、この造化の三神の御神意を地上に顕現される神様で伊勢の神宮、宮中賢所にも奉斎される最高至貴の大祖神様です。
このような大変に高い御神徳の神様を主祭神としてお祀り申し上げる神社は全国でも珍しく当四柱神社は、全ての願いが相叶うという意味から「願いごとむすびの神」として全国各地より御崇敬を頂いております。
御由緒
明治天皇御親政に当り、惟神の大道を中外に宣布し給う思召しを以て、明治七年二月筑摩県庁の所在地である松本に神道中教院(宮村町長松院跡、後神道事務分局)が設立され、院内に天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大神の四柱の大神が奉斎されてきましたが、新たに一社を興し、四柱神社として明治十二年十月一日、現在地に厳かに鎮斎され、隣接して神道事務分局も新築されました。その経費は、中南信全域(旧筑摩県)の神職、県庁、その他諸官衙・一般篤志家の浄財と奔走によりました。
翌十三年六月、当地方に初めて行幸があり新築新装になったばかりの神道事務分局を行在所に定められ、同月二十四日松本に陛下をお迎えしたのでありました。
この由緒ある社殿及び事務局の建物の一切が明治二十一年一月四日の松本大火に類焼、以来仮殿に奉斎されて来ましたが、大正十三年に至りようやく御鎮座当初と同じく中南信全域の奉賛を得て、現在の社殿が再建されました。
ちなみに、前述の縁由によって、「しんとう」(神道)の呼び名で広く親しまれています。加えて当神社例祭も神道祭と呼ばれ、松本平を代表する盛大な秋祭として斎行されています。
宮村町町会行事
四柱神社例大祭(神道祭)
十月一日 宵祭
十月二日 例祭
十月三日 招魂殿祭