top of page
源智の井戸 井筒

宮村町一丁目町会

町会のご紹介

​〇宮村町一丁目は旧松本市街地の旧町名の呼び名です。所在地は長野県松本市中央三丁目にあり、『宮村町一丁目町会』は松本市の第二地区十八町会の中の一町会です。

 

〇JR松本駅の東側に位置し、駅から歩いて約10分の旧松本市街地にあります。東に「あがたの森公園」・「松本市美術館」、西に「JR松本駅」・「松本市中央西公園」・「本町通り」、北に「重要文化財旧開智学校」・「国宝松本城」・「四柱神社」・「縄手通り」・「中町通り」・「上土通り」、南に「深志神社」・「まつもと市民芸術館」と、まさに松本市街地のほぼ中心にあります。

〇この地域は地下水が豊富にあり、今も井戸水を利用している家屋があります。その中でも『源智の井戸』(げんちのいど)は、いにしえに『当国第一の名水』と言われたほど井筒が大きく、たいへん立派な井戸です。地元の住民はもちろん観光客ほか大勢の方がペットボトルやポリタンクに水を汲みに来られて、飲料水などに利用されています。『宮村町一丁目町会』では、この井戸の清掃・管理のボランティアを三十年以上続けており、今日も井戸を大切にお守りしています。

〇宮村町一丁目は「深志神社」・「宮村宮」・「四柱神社」・「冨士浅間神社」の氏子であり、町会年間事業の半分以上が神事・祭事で計画されています。毎年町会では年番を決めて、氏子総代の神事・祭事のお手伝いをしています。また、宮村町一丁目には「舞台」と呼ばれる山車を所蔵しています。現在、旧松本市街地において「舞台」を所蔵しているのは十八町会のみで、すべての「舞台」は松本市より重要有形民俗文化財に指定されており、深志神社の天神祭りと四柱神社の神道祭の際に曳行します。特に天神祭りは、二日間にわたり舞台を深志神社と宮村町の間を曳行する、町会で最も大きな祭事となります。曳行中は町内の子供会が舞台に搭乗し、三張りの太鼓を元気にたたきます。

〇町内を散策すると、昔ながらの土蔵やなまこ壁が所々で散見できます。昭和の時代までは蔵を所有していた、造り酒屋の「大禮(たいれい)酒造」や、みそ・こうじ屋の「こばやし屋」、材木問屋の「松坂屋」がありました。敷地の奥に蔵がある個所もあるので気が付きにくいのですが、土蔵が五棟となまこ壁が一面、今現在も残っています。

源智の井戸 西面
bottom of page